フィリピン留学情報

当たることありゃ、外れることも…

フィリピンに留学するので学校を選びたい。良い学校をちょっくら紹介してくんな。こういうメールをお客様から日々ちょうだいします。で、じゃぁどんな学校をご希望でござんすか?と逆質問します。

いろんな要望があります。安い!授業が多い!ゴージャスに遊べる!etc そんな中で比較的多いのが、良い先生が多い、講師が優秀、教師のレベルが高いなど。要は良い教師の授業を受けたいということです。

まぁ、当たり前っちゃ当たり前ですよね。安いとは言ってもそれなりの大金をはたいて、気温が年中30度オーバーの熱帯の発展途上国へ行くわけですから。ろくでもない教師のクソ授業なんて受けてたまるもんか、ってのが普通の日本人の感覚だと思います。


でも、そんなお客様にあえて申し上げるのですが、極端な期待は持たないほうが良いです。少なくとも、教師全員がミラクルにスーパーハイレベルな大当たり教師なんて思わないほうが良い。いや、ぶっちゃけで。

だって、小学校から大学までを振り返ってほしいんですが、教え方が上手い教師もいれば下手な教師もいたじゃないですか。大学出たばかりの新人もいれば、この道30年のベテランもいたでしょ。

学校に限ったことじゃないです。有名日本料理店にだって花板もいれば皿洗いが終わったばかりの新米板前もいる。プロ野球だって松井やイチローもいれば、1軍と2軍を行ったり来たりの選手だっている。フィリピンの学校もやっぱりそうですよ。


それともう一つ。フィリピン留学ではピークシーズンとオフシーズンの問題があります。夏休み、冬休みの時期に学生がドバっと増えて、それ以外の時期はガクッと減る。これが教師の質に影響します。

どういうことか? 例えば、ピークシーズンの学生数が200人、オフシーズンが50人だとします。当然、必要とされる教師の数が違いますよね。もしあなたが学校の経営者だったら、どちらのシーズンに合わせて常勤教師、正規雇用の教師の人数を決めますか?

ピークシーズンに合わせて教師を雇用すると、オフシーズンには教師が大量に余ります。留学生が減るから収入も減る。でも、正規雇用だからオフシーズンも給料を支払わないといけない。 ね?自分が経営者だったらオフシーズンに合わせて雇用するでしょ?


フィリピンの英語学校だってボランティア活動をしてるわけじゃないんです。営利目的の民間企業として、収益を上げて経営者自身と教師、事務スタッフ、寮の管理スタッフ、さらにその家族たちの生活を守っていかなければならない。オフシーズンに合わせるしかないんです。

じゃぁ、ピークシーズンはどうするか?言うまでもありません。期間限定の臨時採用です。12月から2月までとか、7・8月の2ヶ月限定とかで、臨時のアルバイト教師を採用します。

当然どの学校も少しでもレベルの高い人を採用しようとがんばります。でも臨時は臨時です。常勤で年間を通して授業をし、トレーニングを受けている教師とは、どうしてもレベル差は出てしまいます。これがぶっちゃけの現実です。


もちろん、中には全教師がハイレベルの学校もあるかもしれません。僕もフィリピンすべての学校のすべての教師をチェックしているわけではないですから、もしかしたらそんな学校があるかもしれません。

また、経営努力で年中満員の人気校にすることで、教師全員を常勤にした学校もあります。オフシーズンにはオンライン英会話で教師の仕事を作って、少しでも常勤教師の比率を上げようと地道に頑張っている学校もあります。臨時で雇った教師の中に当たりがいたら、次のピークシーズンもよろしくと関係をキープするように努力している人事担当者もいます。

ですので、僕は決してフィリピンに留学したら100%確実に教師の当たり外れが出るとまで言うつもりはありません。フィリピンの教師にはレベルの低い人もいるということをアピールしたいわけでもありません。


では何を言いたいかというと、ハズレ教師に当たる可能性がある心づもりでフィリピンに留学したほうが良い、ということです。全員大当たりなんて幻想は絶対に持たない。それよりむしろ、かなりの確率でハズレが出ると想定してフィリピンに留学したほうが良い。これが僕が言いたいことです。

それはなぜか? ハズレが出る可能性を想定すると、当然その対策を事前に考えますよね。 え?考えない?いやいやお客さん、それはダメっすよ。社会人失格です。笑) 想定されるリスクに対策を講じるのは、社会人としてイロハのイです。

例えば、訛りが強すぎる教師に当たった場合は、その教師の授業内容をライティングの添削に変更しようとか。趣味や関心が違いすぎてフリートークが盛り上がらない教師に当たる可能性もあるので、日本にいる間に話のネタを用意しておこうとか。

教師全員が大当たりなんてありえない。ハズレた場合の対策を考えておこう。そうすると、運悪くハズレ教師に当たった場合、迅速に対応が取れます。


しかし、頭の中お花畑全開で、教師全員ハイレベルで大当たり!私のフィリピン留学、出発前から大成功確定、ウッキ~♪ってな妄想を抱いてフィリピンに留学した場合。

運悪くハズレ教師がいた日には目も当てられません。まったくの想定外だから対応できない。どうして良いか対策も打てず、ムダに時間を消費してしまう。もったいないですよね。


フィリピン人教師のすべてがハズレってわけではもちろんありません。ですが同時に、すべてが当たりってわけでもありません。ハズレに当たる可能性は少なくともゼロとはいえない。

であるならば、ハズレに当たった場合の対策を講じた上で、フィリピンに留学に来たほうが良い。そうしたほうが万が一の時に受ける傷を最小限に抑えられる。ってのが僕の考えです。

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